貧しいっぽい詩のはじまりに

 

君がパジャマを持って行ってしまったから

僕は知らないで　もう一着も洗ってしまったから

僕は　今　背中に　気化熱が部屋に溶けていくのを感じて

詩を書いています

だから貧しいっぽい 感じになるんだよ

君の部屋に行く土曜日に

僕のパジャマは新品みたいに　ぱりっとなって

疲れた僕を

迎えてくれるに違いない

でも　今は寒い　でも今　心は大丈夫

だから貧しいっぽいけど　詩ができるんだよ

いつか必ず　僕はもっとちゃんと稼いで

3着目は　小さな子供用のパジャマ

目の前に干そう

貧しいっぽい生活のはじまりに

もう少しで

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